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鉛筆の現状

鉛筆の現状

みなさんは鉛筆を何本くらい持っていますか?私は小さい時は本当にたくさん持っていましたが、今では数えるほどしかなくなってしまいました。現在は小学校でも鉛筆の使用を義務づけているところは数少ないと聞いたこともあります。活躍の場が減ってきているのが鉛筆の現状です。

日本の鉛筆事情

昔、今ほど物が豊かになかった時代でも小学校に入学する子供たちにとって鉛筆は必需品でした。一本の鉛筆を短くて持つことが出来なくなるまで使い続けた人も多いのではないでしょうか?昔とはだいぶ変わったであろう、鉛筆の現状についてお話します。

子供用の鉛筆について

 

現在も小学校入学のお祝いには鉛筆を含めた文房具などが定番になっていますよね。私も知り合いなどから大量の鉛筆をプレゼントされた一人です。しかも名前入りの鉛筆♪正直、低学年の時はよかったのですが、4年生くらいにもなると自分の名前が入っている鉛筆を使うのはちょっと恥ずかしかったことを覚えています。また、文房具店には目的別でさまざまな鉛筆が種類豊富にありますが、やっぱりその中でも幅をきかせているのは、学習用の子供向け鉛筆ではないかと思います。アニメのキャラクターなどが付いた見た目もカラフルなものが揃っています。その一方で、鉛筆を使う子供たちがだんだん少なくなっているのも事実ですね。小学校高学年になってくると、鉛筆からシャープペンに移行してしまいます。機械的なシャープペンが鉛筆に比べてカッコよく見えるのでしょう。まぁ、分からなくもないですけど…。

小学校では鉛筆を!

小学校ではシャープペンの使用禁止をするところも増えています。正しい鉛筆の持ち方や定まった筆圧で書くことが完全に身に付いていない年代の子供たちにはシャープペンよりも鉛筆のほうが適しています。私は鉛筆のカサカサいう音が嫌いだったのですが、それでも小学5年生頃までは鉛筆を使っていたでしょうか?まずは、鉛筆を使って「書く」ということの正しい作法を身につけることが大切ですよ。

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海外の鉛筆事情

では、海外の鉛筆はどうでしょう?もちろん、海外にも日本と同じように鉛筆の有名メーカーはたくさんあります。日本とは、どのような違いがあるのでしょうか?

先進国の鉛筆

例として欧米地域を挙げましょう。文房具の専門店として独立しているものは少なく、たいていの場合はスーパーや百貨店の一角に文房具コーナーが設けられているようですよ。文字で表すよりも言葉で伝えることを重視しているお国柄もあるのか、鉛筆は比較的高価なものです。鉛筆や紙はあまり使わないのでしょうか?さらに品質がいいとは言い難いものも少なくありません。書いた内容が相手に伝わればいいという考えなのかな?と私は勝手にそう思っています。とはいえ、工夫を凝らしたデザインの鉛筆なども販売されているので、いろんな面でもう少し消費者が買いやすくなるといいですね。

発展途上国の鉛筆

発展途上国と言われているタイの山岳地帯やミャンマーなどでは物資が乏しく、学校に通う子供たちに鉛筆などの文房具も十分に与えられないことが多く見られます。こういう現状を知ると「鉛筆を使うのが嫌だ!」なんて言っている場合じゃなくなりますね。そういった国々に物資の支援を行なっている様々な団体があります。支援の一環として鉛筆の寄付を募っているところも。発展途上国では生活水準の低さから学校にも行けない人もいて、鉛筆で文字を書く習慣が定着していないので、鉛筆の質にはあまり目が向けられていません。このため種類を選べるくらいに豊富に鉛筆が売られていることはないと言ってもいいかもしれません。このように鉛筆一つを見ても各国の貧困格差が浮き彫りになります。私たちは使わなくなった鉛筆を喜んでもらってくれる人たちがいるのなら、寄付をしてみるのもいいですね。

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鉛筆のこれから

 

鉛筆は時代の流れとともに次第に影が薄くなってきています。これから鉛筆は一体どうなってしまうのでしょう?ここで、もう一度鉛筆の良さを見直してみませんか?鉛筆最大の利点は壊れて書けなくなる心配がないことです。芯が丸くなったら削って丁寧に使えば結構長持ちします。また、鉛筆なら多少筆圧の強い人が使ってもまず折れる心配はないでしょう。芯が折れないことはキレイな字を書くことにもつながります。さらに持ち方によって色んな太さの線を書けることも鉛筆の魅力ですよね。昔の文房具にもそれなりの良さがあります。すでに書きましたが、小学校などの教育機関で鉛筆を使うことはとても良いことだと思います。今後も私たち大人が鉛筆の良さを再認識し、それを子供たちに伝えていくことが鉛筆離れを防ぐことになります。

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